企画時のいつもの雑記
午前中から動き出す 作り終えてなかったBGMのチョイスをしてCDに焼き出し 今回は20曲 トラックリストは最後に記する
ふわふわとした気持ちとなんとなくのモヤモヤを若干引きずりつつも遂に当日かという心持ちになる ここ最近で1番楽しみにしていた日 時間は掛かったけれど2年振りだ こういう状況になっているとは前回開催時は思っていなかったけれど...兎にも角にも準備はしてきた, 後は迎えるだけというところまでやってきた
有難いことにソールドアウトとは行かずとも予約がこれまでの企画の中で一番多く入っていた 良くも悪くも名が知れ渡ったのか, それともメンツが良かったからなのかは知らないが有難いことには変わりはない 単純に嬉しかった やっていて良かったと思う
会場に到着 既にオープンしていてAADがリハの準備中だった オーナー共々挨拶をしてリハへ 続々とバンドが集まってくる 会釈や簡単な会話と共に機材を運ばれる面々 段々と時間が過ぎオープン前に 少しだけ時間をズラし簡単に顔合わせ 今回で個人企画は3度目だけれど何度やっても人前で何かをするというのが慣れない モニョっとした感じで挨拶が終わってしまった こういうのは本当にダメだなと思う ちゃんとしたい いや毎回書いてるなこれ...
そんな感じで少し押しつつ会場オープン 人が集まってくる 遠方からわざわざ来てくれた友人や普段から良くしてくれている方々が居る あまり普段から誰かとどうこうするみたいなことってそれほど多くはないけれどこういう感じはやっぱり良いよなと思う いそいそとディストロも準備したりしつつスタートへ
LESTER
突き抜けてくるサウンドと青いメロディで冒頭から場を持っていっていったLESTER "heartbeat"や"COMPASS"を聴けてグッと気持ちが上がっていった サブスクに上がっている音源も良かったけど中盤にやっていた早いタッピングギターから始まる楽曲でさらに引き込まれ, ラストにやっていた"夏の風に、今"もボーカルのチバさんの声の伸びが凄すぎて圧倒された 初っ端にお願いしたけれどあまりにもパンチが有り過ぎてなんか申し訳なく感じた もっと大きいステージでまた観たいなと思った
AAD
ライブを観るのが夏以来で少し久しぶりだったAAD その時も感じたギターのフレーズの増幅によるメロディの絡みやコーラスで, これまでの楽曲も粒立って聴こえるようで改めて良いバンドだなと思えた "去りゆく君へ"や"共に過ごす日々の中で"のイントロで協奏している感じが良いなあと思ってしまう やっていた新曲も良かったし今後の動きも楽しみなところ 前回呼んだechoもそうだけど何となく感じる"いわきのバンド"というローカルの空気もずっとあるんだけど, それだけじゃなくなってきているような感じもしてきていて今観れて良かったと思う
The Traveling Theory
アグレッシブでパンクの熱を内包するサウンドだけどその中でもほんのりと感じられるメロディアスな部分が際立っていてあーこれよこれ!と思わず熱くなっていた 手数の多いドラムやボーカルとコーラスのがなり, 何処を観ていても冒頭から最後まで徹頭徹尾アチいといった感じだった PVにもなった"Insurance"でやっぱりぶち上がってしまったし, "Letter Song"はやると思ってなかったので少し驚いた バンドの熱量に圧されるような楽曲でこういう音楽にのめり込んでいったことを思い出した
Pygmy I'm cricket
打って変わってこちらは線の細い柔らかいサウンド 個人的にもライブを観るのを楽しみにしていたPygmy 静かで落ち着いたサウンドの中に繊細なメロディ 絶妙な塩梅で進む楽曲に音源として聴いていた以上の感動というかそういう感情になっていた "明るい庭"で庭が明るくなってきたな...という身内ノリみたいな感じを確かに思っていたし, 終盤で聴けた"夜鳥たち"のイントロであー!来たー!と恥ずかしげもなく声を漏らしそうになった 近松のライブ映像等で観ていたライブアレンジのアウトロの盛り上がりもとても良かった 激しいサウンドがひしめく中に急に放り込む形になってしまったのは申し訳なく思っていたけれど, ライブの中で実際に良いアクセントになっていたと思う 何度でも観たいしまたお呼びしなきゃ
weave
そしてラストはweave 自分の企画に呼ぶという念願が叶ったこと, 彼らが福島での演奏が久しぶりにいわきじゃない所でのものになったこと, 個人的に2年振りに観ることが出来たこと...色々な思いが錯綜してリハの段階から感慨に耽っていたのだけれど, 初っ端の"the ocean was calm"のイントロが聞こえてきてからはずーっとウルウルしながら拳を握ってしまった 本当に来てくれたんだな...今思い出しても少し目頭が熱くなる The Sound IIの楽曲は何となくちょっと変わっていってしまったのかななんて初聴の時は思ってしまっていたんだけど, 段々と馴染んでいってやっぱりカッけえなとなっていく感覚があった ライブで聴くとよりその印象が濃くなって蒼かったり力強かったり, 多彩な色を感じることが出来た 途中のMCでゴウさんが"彼はSNSでの印象がスゴくて..."なんて言われてめちゃくちゃ恥ずかしかった けれど好きなバンドの人に認知されていたことがやっぱり嬉しかったし少し誇らしかった その時には伝えそびれていたけれど, 僕はあなたが魔法のiらんど時代のホームページに書かれていた日記の最後に記されていたその時のBGMからバンドを知ったりdigったりしていたんですよ...
そしてあの"introduction"が流れてきた瞬間に色んなことを思い出してもう駄目になりそうだった 前回観た時はやっていなかった"let me alone" めちゃくちゃ泣いてしまうだろうなと思っていたんだけどそれまででもうウルウルが止まっていなかったので涙腺が落ち着いていたんだと思う それでも本当にライブで聴きたかった1曲 遂に生で観ることが出来て本当に嬉しかった 声は抑えつつマスクの中で口パクで歌った 本編最後は"into the everyday life" そして拍手からのアンコールで現メンバーの平さんが加入してから初めて制作したという"last a lifetime"で締め 最初から最後まで堪らなかった
終了後は来てくれた幾人かと話したりディストロの対応をしたりしながら余韻に浸っていた しばらくして落ち着いてきたところで少し撤収準備 その後は箱打ちに 簡単な挨拶で乾杯 歓談しつつ先に帰られる面々を見送る 色々な話をしたりしているうちに終電が近づいてきたところでお暇することに 後を引きつつも帰途へ
本当にあっという間だった 何度も日程を組み立て直してはコロナや諸々の事情で延期を重ねていていつ開催まで辿り着けるのか分からなかった まだ大丈夫とは言い切れない状況で人数制限もあったり余裕を持って開催出来たとは言い切れないけれど, そんな中でも開催まで辿り着いたしなんと言っても大好きなバンドを呼ぶことが出来ただなんて...恵まれ過ぎている 1つのバンドに固執するのはどうなのかとも思うけれど, どうしようも無かった学生時代の頃から聴いていたバンドを呼べたんだ 少しはあの頃が報われたかなと思った 正直今までの中で1番良かった日になったと思う 勿論反省点は多数あって出順を変えた方が良かったかだとかもう少し段取りよく出来たかなとか, もう少し記録を残しておけば良かったかな等々...とはいえこういう形にしてみて改めて好きなバンド/観たかったバンドを集めて観れるのってやっぱり楽しいしやりがいあるなっていうのを思い出した もっと色々やっていきたい 来年も何かやっていこうと企み中なので乞うご期待
来てくださった皆さん, 出演してくださったバンドの方々, ピークアクションとスタッフの皆さん 改めてになりますが本当にありがとうございました 今後ともひとつ宜しくお願いします
今回のBGMは以下に 例によって1枚CD-Rを製作したので欲しい方は連絡下さい
1. Headroom - Please
2. Small Parks - Jailbird
3. Modern Baseball - Your Graduation
4. Charmer - VCR 666
5. Plainclothes - Irrelevant Skeletons
6. Gordan - Take This In
7. fam - what i can do
8. Brainflakes - Clay's Achin
9. nature living - Leave me alone Mr. myself
10. Пожары Пожары - Нигде
11. I Wish I Could Skateboard - #willyipcome
12. Everyone Everywhere - Turn & Go & Turn
13. Arm's Length - Safer Skin
14. Figure Eight - hold my breath
15. Equipment - Surer/Steady
16. LOCAL SOUND STYLE - Moments
17. matt pond PA - So Much Trouble
18. TOKYOGUM - MILKY
19. Red Fox Grey Fox - Up With Mittens, Down With Gloves
20. Rika - October