フィラデルフィアの4ピースバンドClique, 去年リリースの2ndアルバム
前作のセルフタイトル作から約1年半振りとなる今作はなんとTopshelfからのリリース
録音とミックスは前作同様メンバーのTravis, マスタリングは当ブログでもお馴染みのThe Look at Me'sも手がけるRyan Schwabe氏
日本盤が出るなんて話もあったようですが, 結局発売中止だったんでしょうか...
前作からのダウナーでスロウなサウンドは健在で, 1曲1曲が冗長的に長く無くサクサクと展開していく
音質が上がったおかげか彼らのサウンドがよりくっきりと表れ, ノイジーなメロディがダイレクトに響き渡る
アレンジの幅も増え, より独特なサウンドへと昇華されている
今作の中で最も切なく悲しみに満ち溢れる"Athlet"
ジャケットの人物のように塞ぎ込みたくなるようなサッドさが襲ってくるメロディ
どうしようもなく心が苦しくなってしまう...
(個人的にはこういうのを求めていたところでもあるので聴いていてとてもグッと来ました...)
こういうバンドだとただひたすらに落ち込んでしまうようなものの, Cliqueは温かみも感じられ寄り添ってくれるようなサウンドで落ち着いて身を委ねられる
良い質感とメロディ, グッと気持ちを込めて歌うボーカル...
ホント良いバンドだなあと...笑
"負債金"だなんてなんとも罪なタイトルだけれど, 少しでも彼らの肩の荷が軽くなったらいいなと願いつつ...