Tyler Daniel Beanの昨年リリースされたアルバムをレビュー
Tyler Daniel Bean...バーモント州はバーリントンのソロアーティスト
バンド形態で活動を行っています
2008年頃から活動を始め, 現在までにEP3枚, スプリット2枚, アルバム2枚をリリース
今回紹介するのは1stから4年振りとなる2ndアルバムです
冒頭から物憂げな雰囲気で幕を開ける今作
全体を通してスロウで悲しげな空気が楽曲を包んでいます
ただ暗く陰湿な音を鳴らすというよりは, 悲しみや苦悩という中にある美しさ, 儚さを表しているようなサウンド
感情の細やかな揺らぎも楽曲の展開で表現しています
今作はチェロやシンセを起用し, 楽曲の色をより濃いものにしています
特に全編に渡って聴こえるチェロのサウンドは切なさに拍車をかけます
全9曲約38分
キラキラしたようなポップさみたいなものはこのアルバムには無いですが, 聴き応えがある1枚です
昨年リリースされていたのにチェックし損ねていたのが残念なくらい良いアルバムだと思います
TWIABPやFoxing, Sorority NoiseといったTriple Crown系のバンド
はたまたCursiveのようなSaddle Creek系のバンドが好きな方はドンズバかと