melancholy youth

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2022


先述のぼざろアルバムについて年末に纏め始め気づけば年を跨いでいた。。。漸く書き終わってふと日にちを確認したらもう1週間過ぎてしまっている。。。って書き始めていたはずなのにもう1ヶ月以上経ってるしなんなんだ。全然書き始めれていないじゃないか。もうちょっと向き合える時間をくれよ、おい。いや時間を上手いこと割けない自分の問題なのだが。。。

というわけで遅ればせながら昨年の纏めをしようと思う。本来ならもっと早く上げておきたかったのだけど。もう既に朧げになり始めているから少しでも書いておかないと。


昨年の個人の動きとしては企画を1つ行った。2個くらいやりたいとこだったが結局空中分解によって1つだけになってしまった。それでも2020年を除き最初に企画を打ってから年1頻度で企画を毎年行えているのは良いことだなと。中途半端にやるより1個にギュッと詰めてやれるので。
毎回メンツのことであったり、お金と集客の事についてウンウン言いながら進めていますが中々上手くいかないものだなと思う。それでも自分としては納得のいく人たちに集まってもらえたし、そして手伝っていただけることはとても有難いことです。
今回はギターロック、特にオルタナ寄りなメンツのものになった。今でこそエモ周りの動きに連動して動いているところは多少あるけれどこういう音楽も自分の礎となっているもので、そういう音楽を現在進行形でやっていこうとするバンドが沢山出てきていることや、自分でチェックしていく中でまた別のものが見つかっていった。そういう企画もいずれやる事になるだろうと思っていたけど、このような形で結実出来たのは良かったと思う。今後も関わりを持ちながら自分でも何かしらのきっかけを作っていきたい。
今年は今度こそ2回企画を行う予定。既に日程も抑えている。それぞれ別の方向性でアプローチするので色々面白くなると思う。とはいえどうなるかは分からないし毎回不安があるけど是非気にしていただければ幸いだ。お金を貯めておかなければ...。


相変わらずエモ/インディロック回りの情報は沢山入ってくるし、色々聴いて回っていたが、個人としてはベッドルームミュージックだとか宅録周りのバンドやアーティストをチェックすることが多かった。2021年秋頃(もっといえばRelief Map Recordsから入荷をした初夏頃か)からインスタ経由で数珠繋ぎ的にその手のレーベル・リリースを知ったりする機会が増え、Candlepin Recordsや7th heaven、9733 inc(及びwaveform*)、kitchenの音源を入荷した。入荷こそしていないがjulia's warやpleasure tapes、view no country等の動向も多少チェックしていた。
様々なジャンルとの親和性、特にインディロックやスロウコア、オルタナ、フォーク等のサウンドと良い具合に混ざり合う音楽性のアーティストが多く、自分としても入りやすい間口の広さがあるように感じた。かと思えばバッキバキのノイズやエレクトロニカ、クスリキメてんのかみたいなエクスペリメンタルサウンドもあって理解が追いつかなくなる時もあるけれど...。様々なサウンドを冒険出来るのもこのジャンルの面白いところだろうか。
今年もオーストラリアのsore horseや前述のpleasure tapes、また9733 incからも入荷予定があったりするので是非チェックしていただければと思う。

そのベッドルーム周りにしてもそうだがカセットでのリリースが大半を占めていて入荷するものもカセットが多かった。1番コンパクトな仕様で安価なのもありまずはカセット、というのが主流になりつつある気がする。少なくともこの手のジャンルにおいてはだが。カセットを軸としたレーベルやショップが国内外問わず増えてきているのもそれが窺える。今後のストック予定、ないしは入れたいなと思っているものもカセットでのフィジカル化が多い。個人としてはCDでのリリースも増えてほしいと思っているところではあるが...。


にしてもエモ、インディロック、スロウコア、オルタナ、シューゲ、グランジ、ギターロック、パワーポップ、ビートとバラバラなジャンルを入荷してきた。ジャンルやカラーを固めておく、というものをかつて某ディストロの指南書で読んでいたが、結局僕はそれぞれのレコ屋のやっていることをビュッフェ形式で掻い摘んでやっている。日に日に興味のある事柄が増え過ぎて、どれに手を伸ばしても届き切らなくなっている。どれもが散漫になっているが、それでも伸ばしてみないと分からないこともあるのでやれるだけやっている感じだ。これは多分正しくはないやり方なんだろうが、大体の入荷物は自分の興味があったり好きなもので固まっているのでそれはそれとして色になっていくと信じていくほか無い。
買ってくれる方が少しずつ増えてきているのも有難いことで、こんなクレカも使えない今の時代に逆行したやり方のディストロをチェックしてくださって頭が上がらない。自分だけのものでは無いので興味を持ってもらえるように努力しなければならない。


8月に久しぶりにえいやっと東京に足を運んだ。約2年半振りになる。Foursidewalksの初東京遠征ということで観にいくことにした。結局いつまで待っていても状況が変わるとは思えなかったし、だったら自分の足で行ってみるほかないと赴くことにした。相変わらず人は多いし、若干疲れてはいたが様々な人とコミュニケーションを取れたし行って良かったと思う。それを皮切りに久しぶりの海外アーティストの公演をとMae、Subsonic Eyeを観に行った。12月にはお昼のイベントから地元のバンドが出演する夕方のイベントに梯子したりもした。
今年も先日One Step Closerを観に初めてERAに赴いたりもした。久しぶりのハードコアショーで疲れたが楽しめた。3月以降も楽しみなイベントが多く開催されるので行けるだけ行こうとは思う。勿論地元や隣県のイベントも赴きたいところだ。


普段音楽周りの事柄しか呟いたり記事にしていないが、秋アニメである"ぼっち・ざ・ろっく!"に異常なハマり方をしてしまい記事を3つも書いてしまった。1~10話についてと最終話及び全体の簡単な感想、はたまたアルバムについても纏めることになるとは思いもしなかった。あまりにも良かったなと未だに反芻してしまう。今期アニメももう中腹に差し掛かるというのに。ぼっちのことを考えるだけで鼻の奥が熱くなるのはマジでどうなんだ。2月頭のインストアイベントや4月の大きめのイベントに応募していたのだが両方落ちてしまった。悔しい。。。4月の方はまだ可能性がある(と思う)のでどうにか行けることを信じるしかない。この熱は冷めることなく中の人が3月にリリースするアルバムも予約してしまった。自分でも何かがおかしくなっているのを感じる。でもそれで良いし、多分同様の人が多いことだろう。

昨年だとリコリコ (新作制作するらしい)、ゆるキャン△の映画 (3期楽しみですね)、アビス、着せ恋、DIY (Rites of Spring)辺りがぼざろ以外では印象に残っている気がする。基本的にはユルいのが好みなのでそういう日常系を求めている節はあるんだけど、グッと引き込まれる作品とか思わず見入ってしまうものがやはり印象的になる。今はおにまいとかを変な顔で観てます。にしても今期異世界モノ多過ぎね...。
ぼざろもそうだが久しぶりに漫画を買った。電子ではなく本として。春前頃にTwitterで流れてきた"スーパーの裏でヤニ吸う話"という漫画をずっと見ていたのだけど晴れて単行本化されたというので数年振りに直に手に取った。1月末に2巻も発売されてそちらも購入したが未だに読めていない。ついでにぼざろ原作もアンソロもまだ読めていない。。。積み続けるのもアレだしタイミングで読み進めなければ。

自分が気持ち悪い(音楽とアニメの)オタクだったということをまざまざと見せつけられ思い出すことになってしまったな。当然の報いか。


総評すると2022年はギターロックとベッドルームの年だった、という感じになるだろうか。あまりにもざっくりとした括りだがまあそんなもんだろう。今年も両方の音楽、そしてそれ以外も深堀りしていくことになると思う。
良くも悪くも心を動かされる出来事が既に起きているが、より良い事柄に触れていけるような年にしたい。後悔なり過去のしなかった・行かなかった出来事を反芻して罪悪感に苛まれないようにもしていきたい...。今年も弊ブログを何卒宜しくお願いします。