フィラデルフィアのSofia VerbillaによるソロプロジェクトHarmony Woodsの1stアルバム
それまでのデモやカバーは弾き語りのものでしたが, 今作はバンド形態で録音されたものとなります
なんとこのアルバム, 製作陣にModern Baseballのメンバーが関わっているようです
アルバムのプロデュースやエンジニアとしてJake
マスタリングにIan
リードギターにBrendanを起用しています
フィラデルフィアという同郷の繫がりから参加に至ったんでしょうか
ここ数年のインディロックにオルタナ, カントリー, フォークのエッセンスを少しずつ折り込み, やはり外せないエモリバイバル的なフィルターを通したサウンド
いなたくて土臭い雰囲気を感じさせ, その上に乗ってくるSofiaの何処かあか抜けない歌声はとても良く馴染みます
元々Sofia自身が持っていた音楽性とMoBoの音楽性がリンクした所以でしょうか, やはりサウンドは何処か通ずる部分はありますね
白眉は7, 8曲目に位置する"Parking Lot"~"The Worst Things"という流れ
とてつもなくエモーショナルに溢れた2曲です
"別に特別じゃない, 何もどうってことはない"なんてタイトルの本作
普通のことを彼女は歌っているのかもしれないけれど, このアルバムの煌めきはそんな普通のことが特別に感じてしまうような, そんな一作
またフィラデルフィアから良いアーティストが出てきてしまったなあ...笑