melancholy youth

since 2016.6

Clique / Burden Piece

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フィラデルフィアの4ピースバンドClique, 去年リリースの2ndアルバム
前作のセルフタイトル作から約1年半振りとなる今作はなんとTopshelfからのリリース
録音とミックスは前作同様メンバーのTravis, マスタリングは当ブログでもお馴染みのThe Look at Me'sも手がけるRyan Schwabe氏
日本盤が出るなんて話もあったようですが, 結局発売中止だったんでしょうか...

youtu.be

前作からのダウナーでスロウなサウンドは健在で, 1曲1曲が冗長的に長く無くサクサクと展開していく
音質が上がったおかげか彼らのサウンドがよりくっきりと表れ, ノイジーなメロディがダイレクトに響き渡る
アレンジの幅も増え, より独特なサウンドへと昇華されている

今作の中で最も切なく悲しみに満ち溢れる"Athlet"
ジャケットの人物のように塞ぎ込みたくなるようなサッドさが襲ってくるメロディ
どうしようもなく心が苦しくなってしまう...
(個人的にはこういうのを求めていたところでもあるので聴いていてとてもグッと来ました...)

youtu.be

こういうバンドだとただひたすらに落ち込んでしまうようなものの, Cliqueは温かみも感じられ寄り添ってくれるようなサウンドで落ち着いて身を委ねられる
良い質感とメロディ, グッと気持ちを込めて歌うボーカル...
ホント良いバンドだなあと...笑

"負債金"だなんてなんとも罪なタイトルだけれど, 少しでも彼らの肩の荷が軽くなったらいいなと願いつつ...


youtu.be

Winter Break / Self Titled

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サザンカリフォルニアの3ピースバンド, Winter Break
Summer Vacationというバンドで活動していたメンバーが中心となって結成されたこのバンド

LPはSummer Vacation期にも所属していたLauren Recordsと老舗パンクレーベルAsian Man Recordsの共同リリース
カセットはMaking New Enemiesからのリリース
アートワークが目を惹きます

アグレッシブなパンクサウンドと, 頼りないショボショボなボーカル
切羽詰まってるかのような疾走感とほんのりキラッと光るメロディ
正にインディパンクな楽曲がふんだんに詰まった1枚です

そんな中でも時折見せる柔らかなサウンドは思わずグッと来ます
切ないメロディに少しキュッとなります
こういうのズルいなあと...好きに決まってるじゃないですかこれ

音源は今のところこのアルバムだけのようですが, まだ活動中ですのでこれからの音源も楽しみですね

youtu.be


そういえばSummer Vacation活動期最後にglocca morraとのスプリットが出ていたのですが, Winter Breakはその時のサウンドに近いものを感じるんですよね
メンバーが同じだからだとは思うんですが

"It's my birthday"という曲が勢いだけでやったTexas is the Reasonって感じがして良いんですよ...
本当にエモーショナルで堪りません
こちらも合わせて聴いてみて下さい

ではでは

Peaness

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イギリスはチェスターの女性3ピースバンド
現在までにEPやシングルを3作リリース, それに新曲を追加した編集盤が4月にAlcopop! Recordsからリリースされています

先程彼女らの写真を見かけたのですが, なんだか日本のバンドみたいな感じだなあと何となく思ったんですよね笑
レモンを頭に乗せてるところとかがそう感じさせたのでしょうか ユーモラスで良いです

そういえばメンバーが5月末頃に日本に来てたようです
京都や東京でJET SETやタワレコなどレコ屋を巡っていたようで, Twitterにレコードなどの写真を上げていました
同じレーベル所属のJohnny Foreignerのレコードの写真なんかもありましたね


youtu.be

楽曲は爽やかであっさりとしたインディロック
ポップで鮮やかなメロディ, 耳馴染みの良いサウンド
柔らかな雰囲気とほんのちょっとあか抜けてない感じがとても良いです

ボーカル2人のハモりがとても心地良いです
基本はベースボーカルですが, ギターボーカルのパートもあってちょっとした差異も感じれます

youtu.be

こういうの久しぶりに聴いたからでしょうか, 余計に良いなあと思ってしまいました
少し小刻みに体を横に揺らしてしまうような, そんなバンドです

最近Ratboys関連の話など耳にすることが多いですが, このバンドも良いのではないでしょうか

では今回はこの辺で

clips 8/1


もう8月ですって


youtu.be


The World is a Beautiful Place & I am No Longer Afraid to Die / Always Foreign

TWIABP待望の3枚目のアルバムのリリースが発表されましたね 9月29日リリースだそうです
合わせてアルバムから新曲"Dillon and Her Son"が公開されています

最初は所謂"エモリバイバル"の系譜で語られることが多かった彼らですが, 今では彼ら独自の音楽性へと昇華されています
バンドオーケストラという言葉がとても似合うサウンドです

リリースごとにメンバーの変遷が変わっていますが, 今回は7人編成とのこと
ジャケがそれまでの雰囲気とまた変わっていて, それまでの彼らとはまた一味違う感じになっているのでしょうか

確実に歩みを進めてきた彼ら 次はどんな一手を出してくるのか, とても楽しみです

"Kick It!"


Brutus - All Along

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ベルギーの3ピースバンドBrutus
先日stiff slackに入荷しているのを見かけて何となく聴いてみたんですが, これがカッコいいのなんのって...

珍しい女性ドラムボーカルスタイルのバンドで, ヘヴィながらも重すぎず疾走感に溢れたサウンド
意外とキャッチーなメロディ, それにハスキーな女性ボーカルが乗ってくるという今までにあまり聴いたことがなかった感じのバンドでした

こういうダイレクトに訴えかけてくる感じのバンド久しぶりに聴いてうおおってなりましたね...カッコいい...

youtu.be

この曲のセッション映像
このドラム叩きながら歌ってるのめちゃくちゃカッコ良くないですか...?
だいぶハマりそうです, これ
ちょっとアルバムも聴いてみたいですね, 他の曲もどんな感じになってるのか気になります


では今回はこんな所で

clips 7/28


今日からフジロックなんですね


Converge - "I Can Tell You About Pain"

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Converge久しぶりのシングルがリリースされました
もうすぐ5年振りのアルバム(ついに10枚目!)がリリースされるとのことで, これは先行シングル的な扱いになるのでしょうか

未発表音源集やJane Doeのライブ盤をリリース, Mutoid Man, Wear Your Woundsなどのメンバーのサイドプロジェクトでの活動は行っていましたが, ようやく新作が聴けるとのことでとても楽しみです
個人的にちょうど5年前のこの時期頃に彼らのことを知って, 前作を買って衝撃を受けたのを覚えています
(Epitaph移籍後のアルバム4枚のリリースにおいて)それまでのアルバムへの周期が3年ごと程だったので, より今か今かと待ち続けていたところに新曲という

肝心の新曲ですが, これぞConvergeと言わんばかりのアグレッシブさを感じさせる"I Can Tell You About Pain"
7分半に及ぶダイナミックな"Eve"の2曲

この2曲だけではどんなアルバムになるか予想は出来ませんが, 今回も期待を裏切らない内容になっていることでしょう
まだリリース日も発表されていないですが, とても楽しみです


my young animal - drifter

岐阜の6ピースバンドmy young animalが8月30日にcinema staff/peelingwardsの辻さん主宰のlike a fool recordsからアルバムをリリース
そのアルバムからの楽曲"drifter"が公開されました

最初に彼らを知って観たのはこの映像

youtu.be

日本にもTWIABPのようなバンドが居るのかあなんて思っていました (まあ大所帯でドラマチックなサウンドが共通項というだけなんですが...)

そして今回の新曲
キラキラと音の粒が流れ落ちてくる鮮やかなサウンド
爽やかさを感じさせるような芳醇なメロディ
何処までもひたすらにドラマチックに広がっていく...

シンセやギターの細やかな絡みや, 少しずつ勢いを増していく展開に思わず眩さすら感じてしまいます
気持ちの良い朝のような, 思わず気分が高揚してしまうかのような...

buddhistson, nature living, aie, Prawn, Moving Mountains...などなどこれらのバンドにピンと来た方, 是非ご一聴を
アルバムはどんな感じなのか, とても楽しみです

アルバムの詳細はこちらから
like a fool records


では今回はこの辺で

football, etc. Japan Tour info

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少し前にfootball, etc.2度目のジャパンツアーが発表されましたね
こちらでも個人的な思い出を織り交ぜて記事を書かせていただきました

melancholyyouth.hatenablog.com

こちらの記事ではツアーについての情報をまとめていきたいと思います

まず日程ですが, 11月20日~25日の6日間の日程となるようです
今回はじめさんの招聘で初めて四国でもライブが行われます

11/20 (月) 新代田 FEVER
w/ ayutthaya, chiio
11/21 (火) 大阪 COMPASS
w/ Fireplay, theorem
11/22 (水) 高松 TOONICE
w/ TURNCOAT, forget me not
11/23 (木) 名古屋 spazio rita
w/ folio
11/24 (金) 新宿 NINE SPICES
w/ curve, dear student, Eupholks
11/25 (土) 八王子 RIPS ※SOLD OUT!
w/ malegoat, sora(一夜限りの再結成!)


thelostboys.malegoat.com

-O-O- (@the_lost_boys) | Twitter


そして, 今回のツアーにはrem time rem timeが全日帯同するようです

youtu.be

youtu.be

rem time rem timeは八王子の5ピースバンド
こちらも女性ボーカルのバンドで, メロディアスなサウンドとバンドアンサンブルがとても良いバンドです
前回の来日でメンバーがツアードライバーとして帯同していたようですね

彼女らも新しいシングルが9月にリリースされて, より脂がのった状態でのライブとなることでしょう
football, etc.ともとても合いそうな気がします


今回のツアーデザイン, イラストはカナダはオンタリオ在住のizzie mackとメンバーでもあるDanielによるものです

izzie mack illustration


以前来日時にインタビューも行われているので合わせてどうぞ

Tabun Daitai — 4月に来日の迫ったUSテキサスのfootball,...

youtu.be

youtu.be


そして今回のツアーに合わせてfootball, etc.にインタビューさせていただきました
是非ご覧ください

melancholyyouth.hatenablog.com

彼女らからのメッセージ, そしてツアーマーチも公開されました

ビデオインタビューも公開されたようです
youtu.be


今回僕は24日のナインスパイスにお邪魔します
お会い出来る方, 是非楽しみましょうね

また情報が更新され次第こちらでも更新していきます

ではでは

Introduction to emo bands 17

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Golf!

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アリゾナの2ピースバンド

手数が多いドラミング, 技巧派なギタープレイ
ガチャガチャしてるように見えて, でも爽やかに駆け抜けていくサウンド
所々で鳴り響くホーンセクションも良いアクセントになっています
サウンドの邪魔をしないようにボーカルが低音めにゆったりと歌っているのもポイントですね

ホーンセクションのおかげか, なんだかパレードの行進みたいな感じにも聴こえてくるんですよね
展開に連れてグングンと進んでいってる感じがしてそんな風にも感じるのでしょうか

InvalidsとかYvette Youngとか好きな方は是非なバンドです


Ugly Answers

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ミシガンの4ピースバンド
元々ボーカルのConner Mattesonによるソロでしたが, 2016年あたりからバンド編成へと変わったそう

アグレッシブかつメロディアスなサウンド
00年代あたりのクロスオーバー感を何処と無く感じさせます
Connerの高音めなボーカルはこちらまで昂らせてくれます

2曲目のweezer meets Saves the Dayな雰囲気たるや最高ですね
こういうの大好きです...

いやあこのバンド原石感がすごいです...
録りかミックスが良ければもっと羽ばたいていきそうな気もしますがどうでしょう


Puppybrother

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ニューヨークの4ピースバンド

爽やかに駆け抜けていくかのようなサウンド
ヌケの良く印象に残るようなメロディ
コーラスワークも心地良く馴染んでいます

1~2曲目は日本人受けもしそうな感じもしますね
この手のものをあまり聴かない人にも届いていきそうな曲だと思います
個人的には4曲目がほんのりとシリアスさを感じさせてとても好みでした

かなりクオリティの高いバンドではないでしょうか...
すぐにでも人気が出そうな気がしますね


Noble Pedro

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ボストンの4ピースバンド
これまた良いバンドが出てきました

リバイバル以降のエモや最近のインディロックの良いところ取りなサウンド
諸処に挟み込まれるグッドメロディ
ベーシストがトロンボーンを吹いているのですが, これまた良い味を出しているんですよね
"And Weep"って曲はインストなんですが, ギターのフレーズとトロンボーンの絡みが絶妙で堪りません

このバンドもすぐにでも人気に火が着きそうです


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guilt trip

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ペンシルバニアはランカスターの4ピース

トゥインクリーなマスエモに, skramzな空気を感じさせるサウンド
面白いのが, ボーカルがブラックメタル風のシャウトで歌っている点
これが意外にサウンドと良い具合に相まっているんですよね
タグに"brutal emo"なんてものもありましたが, 他のmidwest emo/skramz系バンドと一線を画す試みだと思います

とは言っても物々しい雰囲気ではなく, この手のジャンルが好きな方はスッと聴けるバンドですので是非


youtu.be


こんなところでしょうか

そういえば前も書いたと思うんですが, 別にエモバンドしか紹介してるわけじゃないのでシリーズの名前変えようかなとなんとなく思ってます
まだ考えてないので次回更新時もこのタイトルかもしれませんが...笑
変わってもスタンスは変わらないので是非お付き合い下さい

ではでは